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岡山理科大学情報処理センター概要



 岡山理科大学情報処理センターは1971年に開設され、1977年には研究所も併設さ
れました。以来、本学の誇り得る情報処理施設として教育・研究に利用され、数々の成果を
上げてきました。

 現在のスタッフは、所長、専任教員(2名)、職員(4名)、研究員(学内教員の兼務、 若干名)、学生アルバイト(25名程度)から構成されています。
 センターの業務は、教育支援、研究支援、ネットワーク支援、社会貢献に大別されていま す。
 教育支援では、センターの実習室(マルチメディア情報教育サイバー連携システム)、講 義棟のマルチメディア教室(サイバーキャンパス基盤ネットワークシステム)、25号館の パソコン情報室などにインターネット接続のパソコンを多数配備し、情報教育環境やネット ワークの運用管理を行っています。さらに、学内の学生・教職員に対する講習会も行ってい ます。2003年度から、ネットワーク技術者の資格取得を支援する「シスコネットワーキ ングアカデミー(CCNA)」講習会を開催しています。
 社会貢献では、本学の最新設備を活用して、一般市民、小中高教員向けのパソコン講習会 や公開講座も行っています。市民向けの公開講座はアシスタント体制が充実しており、毎年 好評を得ており一般市民のコンピュータリテラシー向上に寄与しています。
 研究支援では、2004年度まで運用していた超並列計算機システムParagonの運 用停止に伴い、2005年度からは教育用PC活用による研究用グリッド計算システムの導 入を行っています。
 ネットワーク支援では、2006年度に整備を行ったサイバーキャンパス基盤ネットワー クシステムによる学内高速幹線ネットワーク(幹線10ギガビット)と各学科が運営する支 線ネットワークを統合する中央管理システムを配備し、教育・研究の高度情報化、ネットワ ーク化、マルチメディア化など情報通信環境の運用管理を行っています。  学外とは、学術情報ネットワークSINET、民間ネットワークOCN、岡山情報ハイウェイOKIX を介して接続しています。
 また、インターネット時代に対応し、学内外における教育研究情報の流通促進体制を確立 するために、1999年9月から通信・放送機構(TAO)の「岡山理科大学マルチメディ ア・モデルキャンパス展開事業」の共同研究を進めてきました。具体的には、センター研究 員を中心として「マルチメディア・モデルキャンパス研究会(MMMC)」を設置し、複合 ネットワークシステム、遠隔教材相互活用システム、自己学習相互活用システムに関する研 究や実証実験を行い、2004年3月で終了しました。この事業の大きな成果としては、県 内外の高等学校(2005年度からは県内8校、県外3校)と教育協定を結び同期双方向と 非同期双方向を併用した高大連携遠隔講義を実施していることが挙げられます。このインタ ーネットを利用した遠隔講義は単位認定を伴っておりTAOなど外部からも高く評価されて います。
 近年、パソコン、携帯電話など情報通信機器の急激な普及に代表されるように、高度情報 社会が到来しており、大学においてもその教育環境は、グローバル化、多様化、個性化して きています。高度情報システムを利用することで、集団一斉授業から学生の学習レベルに応 じた個別対応授業、他教育機関や研究機関との相互遠隔授業、情報機器を活用した魅力ある 授業、これらに伴う教材開発研究など新しい教育環境を創出することも期待されています。 当センターでは、「高度情報通信ネットワーク活用型教育研究環境構想」、「サイバー連携 システムによるマルチメディア教育研究環境構想」、「地域社会に開かれた情報コミュニケ ーション基盤環境構想」の三つのテーマを掲げ、マルチメディア教室、パソコン情報室、キ ャンパス内無線LANシステム(屋外や学生食堂、スカイテラス、学生会館、主な講義室か ら無線でネットワークに接続できる地域内情報通信網)、遠隔講義システムなどを整備し、 「いつでも、どこでも、利用できる」先進的な教育研究環境の創造支援や、大学のIT化支 援に取り組んでいます。